今日は新曲カバー会議のために、ビビバスはスタジオまで越した。
「「はあ!?エイゴソング!?」」
「そうだ。冬弥、こはね、彰人と杏はよろしくな」
「あ、はい!」
「わかりました」
勉強強くない二人には、全英語の歌は難しいに違いない。
だけど決めたことは変えられない。やるしかないっと二人は思った。
そして、今日は冬弥の部屋で英語勉強会だ。冬弥と彰人二人だけしかないが。
「おい、冬弥、杏とこはねはどうしたのかよ」
「あの二人は別々で特訓したいと連絡がきた」
「はあ!?なんでだよ」
少し考え込んだ冬弥は何も言わず、ただ彰人のことを見ている。
「なんだよ」
「いや、別に。白石は彰人と勝負したいと言ったから」
「勝負?」
「ああ、誰かの英語がもっと上手しているが、勝負したいらしいんだ」
それを聞いて、彰人はまだ自信が湧いていないが、それでも勝負したいと思ってくれた。
よかった。嘘がバレなくて。
実際は、冬弥は彰人と二人きりになりたくて、杏達を頼んだことは密かに胸に潜めた。
「それじゃ、始めようか」
「ああ、頼んだぞ!相棒」
相棒。この言葉はよくはないが、今二人は恋人同士だ。相棒との言葉を聞いて、少しでも不満が感じた。
だから、彰人に少しいたずらをしようと思った。
「冬弥、ここどう読めばいいんだ?」
「ああ、ここは……」
どういたずらにしようか、冬弥は彰人に教えながら考え込んでいた。
そして、ふいとひらめいた。
そっか。そうすればいいか。
「彰人、少し考えがある」
「ん?なんだ?」
「罰ゲームでもしようか」
「……え?」
何を言っているがわからなかった彰人は瞬きをしながら、危険を感じて冬弥から離れようとした。
しかしながら、冬弥にバレてしまって、肩に手を回して自分とところに寄った。
「ちょ、ちょっと、冬弥。罰ゲームはなに?変なことを考えていないんだよな?」
「……どうだろう」
「……!!」
肩がぎゅっと抱かれたせいで、動くも逃げるとこもできなくなった彰人は諦めて大人しくした。
「それじゃ、始めようか。彰人」
*
「…ん!うぅ、んん…はあ…ぐじゅう…」
「…ん、ふう。次、間違いないように頑張って」
「~~!!くっそ…!」
英語の発音を調整するためしている罰ゲームとは、
一回間違いだら、キスされるってことだ。
彰人は喘ぎながら、次の歌詞を覚え始める。
間違いないようにカタカナを付けたが、発音にしては英語とは違ってた。
だから、英語の発音をちゃんとするように、ずっと罰ゲームをしていた。
「うぅぅ~~!も、もういいで、しょ、ん!…あ、うぐ、んん…」
「だめだ。まだ上手にいってない」
「できねぇことはできねぇよ!!」
「いや、彰人は要領いいから、きっとできる。もう少し頑張ろう」
「~~~~!!!」
何回も間違えし、何回もキスされた彰人は、もう理性に英語勉強をできなくなった。
冬弥の肩に頭を乗って、潤いな目を隠しながら、冬弥の腰に手を回る。
「どうした、彰人。まだ出来でいないぞ」
「もう、だめ…今、やりたい……冬弥…」
それも誘惑的だが、冬弥にとっては今歌詞をちゃんとしたいと思っている。
少し力を入れ、彰人を自分から離れようとする。
「まだ終わってないぞ。彰人、まず歌詞をちゃんとしよ。白石と勝負するだろう?」
「そんなことまた後でいい!今、今がやりたい……冬弥…」
魅惑の声で言われると、我慢できなくなるところだったが、それを後のデザートにしようっと冬弥は思った。
優しく彰人の唇を重ねて、もう少し頑張ろうっと言う。
「終わったら、ご褒美をあげるよ。彰人」
そう伝え、期待をしてくれた彰人は、今まで勉強熱心したことがない彰人は完璧に歌詞を覚え、冬弥からのご褒美をもらえた。
*
後日。
「ーー♫!ーーー♫!」
レコーディングが終わり、スタッフは彰人の英語発音を褒めた。
「すごいね。勉強頑張ったみたいだね。お疲れ様」
「あ、ああ。ありがとうございます」
「あんた、何の特訓をした?上手になったじゃないか!」
あの時のことを思い出しただけで、顔を真っ赤になりかけた彰人は顔をよそ向け、別にっと答えた。
「ふーん。そっか。まあ、私の方が上手だけどねー」
「はあ!?そんなわけないだろう。オレの方が上手」
「ちーがーう!私の方がー」
「バカ言え!オレの方だ!」
二人はガキのように喧嘩している最中、こはねは冬弥のところに寄って、小さい声でよかったねっと伝えた。
冬弥は彰人のことを微笑みしながら、ああっと返事した。